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学会案内

日本ペストロジー研究会設立趣意書

近年の急激な都市化、社会構造の変化、あるいは生活様式や、生活感覚の変化によって、我が国のねずみ衛生害虫防除事業は大きく変容してまいりました。すなわち、伝染病防圧のために始った媒介昆虫駆除から、快適な環境作りのための不快昆虫防除へと大きく変化してきました。
これに伴い、防除の主力は市町村の衛生班、地区組織活動から、PCOへと移り変ってまいりました。
また、対象害虫として不快害虫が大きな問題となり、防除の場も都市が主な舞台となってまいりました。このような情勢の中で、我が国のねずみ衛生害虫防除事業におけるPCOの役割や責任はますます重要になりつつあります。
PCOは、技術集団だといわれます。換言すれば、技術をサービスする産業であります。この技術を支えるものは学問であります。翻って関連学会を眺望してみますに、衛生動物学という伝統的な学問領域があり大きな支えとなってはいますが、アカデミックな医学の一分科に所属しており、ペストコントロールを中心とした学会ではありません。
ここに、PCOのための学問を模索し、その技術体系を作りあげることをめざして旗揚げしようとするのが「日本ペストロジー研究会」であります。学問的研究や技術的開発の場として研究発表大会をもち、全国的規模で研究者、技術者、あるいは実務者にいたるまで、その相互啓発・学問的交流・情報交換・懇親を図ることを目的とするものであります。

昭和60年8月17日

日本ペストロジー学会あいさつ文

 第12期の学会長にご推挙いただき3年間務めさせていただきます。
 第32回栃木大会には若いPCO・メーカー技術者、衛生動物研究者らが多数参加され、34題の発表と質疑応答、20社の展示ブースが熱気に溢れておりました。
シンポジウムでは、PCO、メーカー、研究者の学位取得者が、それぞれの立場から学位取得に至るご苦労話、学位論文の内容が報告され、本学会の目的である「学問的研究や技術的開発」が発展してきた様子がうかがえ頼もしいかぎりでした。
 発足時には、学会員が345名(団体会員を含む)と活気を帯びておりましたが、現在は357名と伸び悩み傾向にあります。
本学会の特徴は学会の主目的である研究発表に加えて、事例研究・事例報告にあると思います。 また、学会発表のみならず学会誌に投稿することにより会員が情報を共有することで業界の発展に寄与するものと確信しております。 更に、若い技術者には衛生動物関連の学会に学術論文を投稿し学位取得に挑戦いただきたいと思います。
本学会と衛生動物学会との相互交流はそれぞれの学会の発展、ひいては、日本の環境衛生の向上に寄与することになります。
 会員数倍増、学会誌の充実、衛生動物研究者との相互交流を積極的に図ってまいりたいと思います。

平成28年11月12日
日本ペストロジー学会 会長 元木 貢

 

 

 

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